【薬剤師監修】AGA治療の薬はどんな種類がある?特徴や選び方をご紹介

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こんにちはfun-life NEWS編集部のRIKOです。

RIKO

本記事は専門家として「薬剤師・ライター」として活躍されている「岡本妃香里」さんに監修をお願いしました。

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監修者

<薬剤師>岡本妃香里  公式ブログ

薬剤師 岡本妃香里2014年に薬剤師の資格を取得。大手ドラッグストアに就職し、調剤やOTC販売を経験する。2018年に退職し、その後はライター活動を開始。現在は医薬品や化粧品、健康食品など健康と美に関する正しい情報を発信中。

AGA治療の記事にも力を入れており、多くの執筆・監修を手掛けている。

 

▼当ブログ監修記事▼
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▶︎AGA治療で後悔することは?デメリットやメリットを解説【薬剤師監修】
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※監修者は「AGA治療の薬はどんな種類がある?特徴や選び方をご紹介」について監修をおこなっています。

おすすめに掲載しているAGAクリニックは監修者が選定したものではなくfun-life NEWS編集部が実績や口コミを集計して紹介しております。

AGAは薬による治療が進められています。AGA治療に使える薬にはどんな種類があるのかが気になっている人もいるでしょう。

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AGAの治療目的で使用できる薬は限られていますが、一種類しかないわけではありません。この記事では薬剤師である監修者(岡本妃香里さん)のチェックを踏まえてAGA治療の薬の種類と特徴」についてまとめています。

治療薬の選び方についても紹介するので参考にしてください。

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AGAの薬には効果を発揮する裏付けがある

AGAの薬として認められているものは科学的根拠に基づく臨床効果が示されています。

AGAに効果があるという根拠が人を対象とする臨床試験によって明らかにされていたり、効果があるメカニズムを科学的に確認したりして明らかにされているのです。

MEMO

AGAの薬の作用機序は複数ありますが、AGAが発症するメカニズムに作用して薄毛対策になることが理論的に裏付けられているのは変わりません。作用機序について理解するために、まずはAGAのメカニズムを確認しておきましょう。

AGAが発症するメカニズム

AGAによって脱毛が起きたり、髪が生えにくくなったりする原因は科学的に明確になっています。AGAが発症するのは男性ホルモンのテストステロンから作られるジヒドロテストステロン(DHT)が原因です。

テストステロンは5αリダクターゼと呼ばれる酵素によってDHTに変換されます。頭皮で5αリダクターゼが活発に作用し、DHTが産生されることがAGAの特徴です。DHTは毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に作用してTGF-βを放出させます。

TGF-βはサイトカインと呼ばれる物質の一つで、毛乳頭の増殖を抑制することでヘアサイクルの成長期の期間を短くする働きがあります。そのため、AGAになると髪の毛が成長しにくく、抜けやすくなって脱毛や薄毛になりやすくなるのです。

治療薬はAGAの症状改善について根拠がある

薬が承認を受けるには科学的根拠が必要になります。

AGAは5αリダクターゼの作用によってテストステロンがDHTに変換され、脱毛因子が産生されることが脱毛や薄毛を引き起こす原因です。そのため、5αリダクターゼの作用を低下させる物質を見出して作られた薬がAGA治療薬として最も初期に登場しました。AGAの症状改善についても臨床試験を通してヒトで効果があることが確認されています。

AGA治療薬はAGAが発症するメカニズムに基づいて効果を発揮するような作用機序を持っているため、使用すれば効果を期待できるということです。

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AGA治療の薬は2つの観点から種類分けできる

AGAの治療に用いられている薬は2つの観点から種類分けができます。1つは作用機序による分類で、薬効成分が薄毛にどのような形で作用するかによって分けることが可能です。

もう1つは薬の剤形による種類分けで、内服薬か外用薬かで分類できます。ここでは分類方法ごとに種類による特徴を解説します。

作用機序による種類

AGAの薬は作用機序によって2種類に分類できます。初期に開発されたAGA治療薬の作用機序は、テストステロンをDHTに変換する5αリダクターゼの阻害です。AGAによる脱毛を促進する原因になるDHTの産生が少なくなるため、脱毛の進行を遅らせることができます。

別の作用機序としてAGA治療によく用いられている薬には、ヘアサイクルを整える働きと血管拡張作用を持つものがあります。AGAを発症すると成長期の期間が著しく短くなるため、髪の毛が十分に成長しません。

短くなった成長期を元に戻してあげることで、髪の毛が成長できる状態を作ってあげるのです。また、頭皮には毛細血管が張り巡らされていて、毛母細胞や毛乳頭細胞などに栄養や酸素を届けたり、老廃物や二酸化炭素を取り除いたりしています。ただ、毛細血管は細い血管なので血流量が少なくなりがちです。

ヘアサイクルを整え、血管を拡張させることで血流を増加させて栄養や老廃物などの行き来をしやすくするのがこのタイプの薬の特徴です。

内服薬か外用薬かによる種類

AGAの薬に内服薬と外用薬があります。内服薬は飲む薬のことで、錠剤やカプセル剤などになっているものを指します。

一日に決められた数を飲むだけなので服用を続けるのが簡単です。外用薬は皮膚に直接使う薬のことで、クリームや軟膏などのような塗り薬もありますが、湿布剤のように貼る薬もあります。AGAの場合には塗り薬が外用薬として販売されています。

頭皮に塗るだけなので慣れてしまえば簡単でしょう。内服薬と違って塗ったところに局所的に作用があるのも特徴で、外用薬は内服薬よりも副作用のリスクが低い傾向があります。

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【2023年最新】AGA治療の薬

AGAは約3人に1人が悩んでいる病気です。ここでは2023年1月時点で有効性が認められていて、AGA治療に使用されている薬を紹介します。

プロペシア(フィナステリド)

プロペシアはAGA治療薬として日本で初めて2005年に認可されました。有効成分はフィナステリドで、Ⅱ型の5αリダクターゼの阻害によってDHTの産生を抑制する作用機序を持っています。

男性における男性型脱毛症の進行遅延を効能・効果としてもつ薬です。1日1回服用の内服薬で20歳以上の男性に対する有効性が認められています。

プロペシアはジェネリック医薬品も登場していて、同じ有効成分を持つ薬を安く購入することもできます。

ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロは比較的新しい薬で、日本では2015年に前立腺肥大の治療薬として認可されました。有効成分はデュタステリドで、作用機序はフィナステリドと同じ5αリダクターゼの阻害によるDHTの産生抑制です。ただ、デュタステリドは作用する5αリダクターゼの種類に違いがあります。

5αリダクターゼにはI型とII型の2種類があり、フィナステリドはII型だけしか阻害しませんが、デュタステリドはI型もII型も阻害する性質があるのが特徴です。フィナステリドとデュタステリドでどちらが優れているかを一概に言うことはできませんが、一般的にはザガーロのほうが効果は出やすいと考えられています。

また、一方が効かなかったときにももう一方を使えば効く可能性もあるでしょう。

日本ではザガーロの適応症としてAGAは認められていませんが、日本皮膚科学会が出している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。

ガイドラインで使用が推奨されていることもあり、クリニックではザガーロを処方していることがよくあります。内服薬として1日1回の服用で治療を進められる薬です。

参考:※男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

ミノキシジル

ミノキシジルはヘアサイクルを整えたり血管を拡張させたりすることによってAGAにおける発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防をする効果効能を持つ薬です。

ミノキシジルは国内では外用薬と内服薬の2種類があります。内服薬はミノキシジルタブレット(ミノタブ)とも呼ばれており、クリニックで処方してもらうことが可能です。

日本で内服薬が製造販売されていないのは、多毛症などの副作用のリスクがあるのが主な理由だと考えられています。多毛症とは全身の毛が増えたり、太くなったりしてしまう症状です。

内服薬は全身に効いてしまいますが、外用薬にすれば塗った部位を中心に効果が発揮されます。以前は内服薬の使用はあまりされていませんでしたが、効果や安全性が明瞭になってきたこともあり、現在は内服薬も外用薬もよく治療に用いられています。

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AGA治療薬の選び方

AGA治療に使える薬が複数あるので、どれを選んだら良いか迷ってしまう人もいるでしょう。失敗しないAGA治療薬の選び方をまとめたので薬選びの参考にしてください。

専門医に相談して決める

AGA治療薬は専門医に相談して決めるのが最も安全です。AGAの薬の違いを正しく理解していて、それぞれの使用経験がある医師に相談しましょう。

注意
今までに処方したことがある薬だけにこだわる医師もいます。

AGAの悩みに合わせて選ぶ

AGAによって悩んでいる内容に合わせるのも良い方法です。フィナステリドやデュタステリドの効果効能はAGAの進行抑制なのに対して、ミノキシジルは発毛や育毛が含まれています。抜け毛が増えたり、薄毛が進んでいたりするのが気になるから止めたいという場合にはフィナステリドやデュタステリドが適切です。

MEMO
しかし、抜けてなくなってしまった毛を生やしたい、細くなった毛を太くしたいといったときにはミノキシジルの方が期待に応えてくれます。

使いやすさ・続けやすさを重視する

AGAの薬は今後ずっと使っていく必要があるので、使いやすさや続けやすさを重視して選ぶのが重要です。AGA治療薬を使ってもAGAの根本治療になるわけではありません。

今後、AGAによる薄毛の進行に対抗するために薬を継続して使用することが必要です。内服薬と外用薬のどちらが使いやすいかは人それぞれです。実際に使用してみて使いやすい方を選ぶと良いでしょう。また、治療費用についても考慮することが必要です。

薬の種類によって毎月いくらかかるかが異なります。

MEMO

続けやすいと言えるくらいの費用で処方してもらえる薬を選んで治療を進めていきましょう。

副作用を比較する

AGAの薬を使用していると副作用が問題になることがあります。薬を選ぶときには副作用の特徴を比較するのも大切です。プロペシアやザガーロでは性欲減退や勃起不全、肝機能障害などが副作用として知られています。

ミノキシジルでは多毛症、立ちくらみ、動悸、息切れなどが代表的な副作用です。割合は高くありませんが、何らかの副作用が発生する方がいます。

注意
副作用の発症頻度は高いわけではありませんが、もし発生したときのリスクを考えて不安が少ない薬から始めるのが無難です。副作用が出たときには薬の使用を中止し、すぐに医師に相談して指示を仰ぎましょう。
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まとめ

AGA治療の薬は作用機序と使い方によって分類できます。フィナステリドやデュタステリドのようにAGAの原因を抑える薬もありますが、ミノキシジルのように発毛を促進できる薬もあります。

薄毛が進行している原因や体質によって最適な薬は違うので専門医に相談して決めるのが最も良い方法です。

AGA治療は継続が必要なので、続けやすい方法を医師と相談して見つけ出しましょう。

監修者

<薬剤師>岡本妃香里  公式ブログ

薬剤師 岡本妃香里2014年に薬剤師の資格を取得。大手ドラッグストアに就職し、調剤やOTC販売を経験する。2018年に退職し、その後はライター活動を開始。現在は医薬品や化粧品、健康食品など健康と美に関する正しい情報を発信中。AGA治療の記事にも力を入れており、多くの執筆・監修を手掛けている。

 

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※監修者は「AGA治療の薬はどんな種類がある?特徴や選び方をご紹介」について監修をおこなっています。

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