PR_提供CLINIC FOR
fun-life NEWS編集部のTAKAOです。
編集部TAKAO
本記事は専門家として「薬剤師・ライター」として活躍されている「岡本妃香里」さんに記事の執筆・監修をお願いしました。
編集部TAKAO
<薬剤師>岡本妃香里 公式ブログ
2014年に薬剤師の資格を取得。大手ドラッグストアに就職し、調剤やOTC販売を経験する。2018年に退職し、その後はライター活動を開始。現在は医薬品や化粧品、健康食品など健康と美に関する正しい情報を発信中。
AGA治療の記事にも力を入れており、多くの執筆・監修を手掛けている。
▼当ブログ監修記事▼
▶︎AGA治療の薬はどんな種類がある?特徴や選び方をご紹介
▶︎AGA治療で後悔することは?デメリットやメリットを解説
▶︎AGAは発症したら終わりなの?そう言われる理由を解説
▶︎AGAは自力で治せるのか?調べてみた!
▶︎AGA治療は効果ないの?AGA治療した155人にアンケート!リアルな実態を調査
※監修者は「AGA治療薬の種類と効果、副作用は?選び方を“薬剤師”が詳しく解説!」について記事執筆・監修をおこなっています。
おすすめに掲載しているAGAクリニックは監修者が選定したものではなくfun-life NEWS編集部が実績や口コミを集計して紹介しております。
「AGA治療薬にはどのようなものがあるの?」
「AGA治療薬の効果や副作用が知りたい」
岡本妃香里
岡本妃香里
そもそもなぜAGAを発症するの?
AGAはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが原因で発症する脱毛症です。ジヒドロテストステロンがアンドロゲンレセプターに結合すると、TGF-β や DKK1などの脱毛因子が産生されます。この脱毛因子の働きによって毛母細胞の増殖が抑制され、髪の毛が太く長く育つ期間である成長期が短くなってしまうのです。
髪の毛は成長期→退行期→休止期のサイクルを回ることで伸びたり抜けたりを繰り返しています。健康な方だと成長期の期間は2~6年ほどありますが、AGAを発症している方ではわずか数か月ほどしかありません。
成長期が短くなると、細くて弱々しい髪の毛のまま退行期や休止期へと移行するため、髪の毛のボリュームはどんどん減っていきます。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンに5αリダクターゼ(5α還元酵素)が働くことで作られる物質です。そのためAGAを治療するためには、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を防ぐ必要があります。
AGA治療薬の種類
おもに使われているAGA治療薬は、プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルの3種類です。プロペシアとザガーロは「守りの治療薬」、ミノキシジルは「攻めの治療薬」と呼ばれることもあります。
岡本妃香里
プロペシア(フィナステリド)
プロペシアは、フィナステリドという成分が配合されたAGA治療薬です。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、プロペシアはこのうちⅡ型の5αリダクターゼを阻害します。5αリダクターゼが阻害されるとテストステロンからジヒドロテストステロンが作られなくなるため、AGAの進行を食い止めることができるのです。
発毛を直接促すわけではなく、AGAの進行を止める働きがあることから「守りの治療薬」と呼ばれています。
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」※では、最高ランクの推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されている治療薬です。
ザガーロ(デュタステリド)
ザガーロは、デュタステリドという成分が配合されたAGA治療薬です。デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼを阻害する働きがあります。
プロペシアはⅡ型しか阻害しませんが、デュタステリドは両方を阻害することもあり、一般的にデュタステリドのほうが効果が出やすいことが特徴です。
プロペシアと同様に「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。
ザガーロは、2015年に厚生労働省から承認された比較的新しい薬です。前立腺肥大症の治療に用いるアボルブカプセルと同じ成分が配合されていることでも知られています。
ミノキシジル
ミノキシジルは毛乳頭細胞を刺激し、乱れたヘアサイクルを元に戻すことで発毛を促します。短くなった成長期の期間を正常に戻し、髪の毛がしっかりと太く長く育つようにしてくれることが大きな特徴です。
ヘアサイクルを整える効果のほかに、血管を拡張して血流をよくする働きもあります。ミノキシジルはもともと血圧を下げる薬として開発されていたこともあり、血管拡張作用ももっているのです。
現在、ミノキシジルには飲み薬と塗り薬の2種類があります。
飲み薬はミノキシジルタブレット(ミノタブ)とも呼ばれているもので、クリニックで処方してもらわなければ手に入りません。塗り薬はドラッグストアや薬局で購入することもできます。
AGA治療薬のまとめ
AGA治療薬 | プロペシア | ザガーロ | ミノキシジル |
成分名 | フィナステリド | デュタステリド | ミノキシジル |
剤形 | 錠剤 | 錠剤 | 錠剤、液剤 |
作用機序 | Ⅱ型の5αリダクターゼを阻害 | Ⅰ型とⅡ型の5αリダクターゼを阻害 | ・ヘアサイクルを整える
・血流をよくする |
市販でも購入できるか | できない | できない | 液剤のみ購入可能 |
\ オンライン診療専門だから安い /
クリニックフォア
初回無料!今すぐオンライン受診
最短当日発送・翌日から治療スタート
AGAを治療するそのほかの方法もある
AGA治療薬と聞くと、飲み薬や塗り薬を使った治療を思い浮かべる方が多いでしょう。
飲み薬や塗り薬の使用はガイドラインでも推奨されているため、多くのクリニックが採用しているのです。
岡本妃香里
メソセラピー
メソセラピーは、ミノキシジルや成長因子などを頭皮に直接注入していく治療です。
どのような成分を注入していくのかは、クリニックによって異なります。
注射器を使う方法や電気パルスを頭皮に与えるノーニードル法、レーザーを当てるフラクショナルレーザー法などいくつか注入方法があります。
HARG療法
HARG(ハーグ)療法は、HARGカクテルと呼ばれる薬剤を頭皮に直接注入していく治療法です。
HARGカクテルには150種類以上の成長因子が配合されています。メソセラピーと似ていますが、HARG療法に使われる薬剤はクリニック共通のものとなっている点が大きな違いです。
そのため、どこのクリニックで治療を受けても同じ効果が期待できます。
植毛
植毛は、脱毛している部分に自毛もしくは人工毛を植え付ける治療法です。
人工毛の移植には毛の脱落や感染リスクがあるためあまり推奨されていません。ただし、人工的に髪の毛を植え付けることで理想の長さやボリュームに整えられるメリットがあります。
自毛の場合は拒絶反応が起こりにくいため、生着しやすいことが特徴です。一般的なAGA治療薬やメソセラピーなどと比べると、すぐに効果を実感できることがメリットでしょう。
\ オンライン診療専門だから安い /
クリニックフォア
初回無料!今すぐオンライン受診
最短当日発送・翌日から治療スタート
AGA治療の費用相場
AGA治療はどの治療薬を用いるのかによって月々の負担額が変わります。
飲み薬や塗り薬は継続的に使うものなので、続けられる価格のものを使うことが重要です。
■治療薬/治療法 | ■費用相場 |
プロペシア | 約7,000円(1か月分) |
ザガーロ | 約9,500円(1か月分) |
ミノキシジル(飲み薬) | 約5,000~8,000円(1か月分) |
ミノキシジル(塗り薬) | 約10,000~15,000円(1か月分) |
メソセラピー | 約120,000~800,000円(1クール) |
HARG | 約400,000~600,000円(1クール) |
植毛(自毛) | 約300,000~2,000,000円 |
AGA治療薬で起こる可能性がある副作用は?
AGA治療薬を使うと、人によっては副作用が起こることがあります。副作用が心配な方は、あらかじめ医師に相談しておきましょう。
気になる副作用を伝えておけば、副作用が出にくい薬を処方してもらえます。
プロペシア(フィナステリド)の副作用
プロペシアの副作用としては、次のものが代表的です。
- 性欲減退
- 勃起機能不全
- 射精障害
- 精液量減少
- 睾丸痛
- 無精子症
- 精子運動性低下
このように、男性器機能の低下がよく見られます。起こる頻度は不明ですが、抑うつ症状や肝機能障害なども報告されています。
ザガーロ(デュタステリド)の副作用
ザガーロでよく見られる副作用は次のとおりです。
- 性欲減退
- 勃起機能不全
- 射精障害
- 頭痛
- 抑うつ症状
- 腹部不快感
このほか、頻度不明の副作用として脱毛症や多毛症、肝機能障害なども報告されています。
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルは飲み薬か塗り薬かで出やすい副作用が異なります。
塗り薬で出やすい副作用は次のとおりです。
- 頭皮の発疹・発赤
- かゆみ
- かぶれ
- 頭痛
- めまい
- 手足のむくみ
頭皮に直接塗って使うため、発赤やかゆみなどの副作用が多く報告されています。
飲み薬で出やすい副作用として有名なのは多毛症です。
どれくらいの頻度で多毛症が見られるかははっきりとしていませんが、『チュニジア共和国が行った研究※』では5人に1人で多毛症の副作用が見られたと報告されています。
※参考:Minoxidil
\ オンライン診療専門だから安い /
クリニックフォア
初回無料!今すぐオンライン受診
最短当日発送・翌日から治療スタート
AGA治療薬の選び方
「どのAGA治療薬が自分に合っているのだろう?」
「AGA治療薬の選び方がわからない」とお悩みの方が多いのではないでしょうか。
AGA治療薬を選ぶときに確認すべき大切な点は、次の3つです。
- どのような効果を求めているのか
- 避けたい副作用があるか
- どのくらいの費用を出せるか
岡本妃香里
発毛を促したい方はミノキシジル
抜けてしまった髪の毛を生やしたい、今よりも髪の毛を増やしたいという方はミノキシジルがおすすめです。ミノキシジルには発毛を促して本数を増やし、さらに太さを改善する働きがあります。塗り薬の場合は4か月ほど使い続けると効果を実感しやすくなりますので、最低でも4か月は使い続けるようにしましょう。
抜け毛を防ぎたい方はプロペシアやザガーロ
これ以上抜け毛が増えないようにしたいという方には、プロペシアやザガーロがおすすめです。プロペシアやザガーロは5αリダクターゼを阻害することで、AGAを進行させるジヒドロテストステロンの働きを抑えます。どちらも6か月ほど服用を続けることで効果を実感できるでしょう。
勃起障害などの副作用が気になる方はミノキシジル
プロペシアやザガーロは、勃起障害や性欲減退など性機能に関する副作用が報告されています。一方でミノキシジルには、このような副作用はありません。性機能障害が出ると困る方は、ミノキシジルを使ったほうが安心です。
多毛症が気になる方はプロペシアやザガーロ
ミノキシジルの飲み薬では、多毛症の副作用が報告されています。多毛症が心配な方は、プロペシアやザガーロを選びましょう。ただし、ザガーロに関してはまれに多毛症の副作用が出る可能性があります。心配な方はプロペシアを選びましょう。
費用が気になる方はジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品は先発医薬品と比べて費用がかなり安くなります。プロペシアからフィナステリド、ザガーロからデュタステリドにすれば1か月あたり2,000~4,000円程度は安くできるでしょう。ジェネリック医薬品と先発品とで効果に違いはありません。こだわりがない方はジェネリック医薬品を選ぶことで費用を節約できます。
\ オンライン診療専門だから安い /
クリニックフォア
初回無料!今すぐオンライン受診
最短当日発送・翌日から治療スタート
値段につられて個人輸入に手を出さないように注意
岡本妃香里
個人輸入の薬には偽物が混ざっていることがある
個人輸入できるED治療薬について『厚生労働省が調べたところ、約半分が偽物だったという結果※』が出ています。
個人輸入だと1か月あたり1,000円ほどで購入できるAGA治療薬もあり、魅力的に感じるかもしれません。しかし、安いのには安いなりの理由があるのです。
個人輸入の薬は健康被害が出やすい
個人輸入の薬には、薬効成分が入っていないものもあれば、表記と違う成分が入っているものもあります。
健康に影響がある成分を使っているケースもあり、死亡例もこれまでに報告されています。命に関わることもあるので、個人輸入の薬には絶対に手を出さないようにしましょう。
AGA治療薬に関するQ&A
編集部TAKAO
編集部TAKAO
岡本妃香里
岡本妃香里
髪の毛のボリュームを維持するために飲み続けるのか、ある程度のところで服用を中止するのかをしっかり考えて自分なりのゴールを作りましょう。
編集部TAKAO
岡本妃香里
治療薬はあくまで対症療法のため、AGAそのものを完治させるものではありません。
編集部TAKAO
岡本妃香里
編集部TAKAO
岡本妃香里
\ オンライン診療専門だから安い /
クリニックフォア
初回無料!今すぐオンライン受診
最短当日発送・翌日から治療スタート
まとめ
AGA治療薬には、プロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどがあります。
プロペシアとザガーロは5αリダクターゼの働きを抑えてジヒドロテストステロンの産生を抑制する薬、ミノキシジルはヘアサイクルを整えることで発毛を促す薬です。
性機能障害の副作用が気になる方はミノキシジル、多毛症が気になる方はプロペシアやザガーロを選ぶとよいでしょう。